フィナステリドの発毛効果について

フィナステリドは薄毛治療に効果があるとして、日本皮膚科学会が発表した薄毛治療のガイドラインでクラスAの評価を受けている治療薬で、日本では「プロペシア」という名前で製造・販売されています。

 
AGA(男性型脱毛症)の原因は、5αリアクターゼという酵素が男性ホルモンのテストステロンに働きかけてDHT(ジヒドロテストステロン)に変化し、このDHTが毛髪の成長を阻害することにあります。フィナステリドはこのDHTの産生を阻害することで育毛・発毛効果があるとされています。
フィナステリドの実際の発毛効果ですが、AGAの進行を食い止める効果はあっても発毛効果には個人差があり、効果を感じられるのは6割程度であると言われています。

 

ただしこれは単独で使用した場合のことであって、ミノキシジルと併用した場合には効果が向上します。ミノキシジルは毛母細胞に直接働きかけて血流を増やす作用のある薬で、それによって毛根に栄養が届き髪の成長を促します。