国内で販売されているプロペシアのジェネリック医薬品について

AGAの治療薬として世界的に有名なのが、プロペシアです。有効成分としてフィナステリドが使われているのが特徴で、元々は前立腺肥大症の治療に使われていたものの、投与した患者に発毛効果が認められたことから、AGA治療の標準的な治療成分として大活躍しています。近年では様々な製薬会社からジェネリック医薬品が登場しており、上手に使うことで費用を抑えながら、継続して効果的な薄毛治療を行えるようになります。

プロペシアは本来、アメリカのメルク社が製造販売していたもので、提携関係にあった日本の万有製薬が国内の医療機関向けに製造販売を行っていた経緯があります。その後、万有製薬が完全にメルク社の子会社になったことで、MSD株式会社に社名変更しており、現在ではこのMSD社製のものが流通しています。AGA治療薬の先発医薬品に該当するのがプロペシアで、莫大な開発費を掛けて登場したものとあり、価格がとても高いという特徴を持っていますが、一方のジェネリック医薬品は後発医薬品にあてはまり、先発医薬品と同じ成分を使っているものの、すでに確立された治療薬であることから莫大な開発費を必要とせず、格安に販売できるという優れた面を持っています。今まではメルク社が特許を持っていたため、後発医薬品を作れない状態が長く続いていましたが、ようやく特許が切れたことから、各製薬会社から後発医薬品が続々と登場しています。日本国内の製薬会社で一番最初に販売を開始したのがファイザー製薬になりますが、アメリカの製薬会社で日本法人として国内では活躍しているのが特徴です。2013年において世界でトップのシェアを誇る製薬会社として大変有名なところです。その他では、サワイやトーワ、クラシエといった国内の製薬会社からも販売が開始されており、0.2mgのものは取り扱いがなく、全て1mgの錠剤が国内で流通しています。価格的にはあまり変化がなく、28錠入りで4000円前半から5000円付近で推移しています。先発医薬品の価格が同じ量で6500円前後することを考えると、随分と安く購入できることがよく分かります。長く服用を続けることになる治療薬ですので、使い続けるほどより一層、割安感が高くなるというメリットがあります。同じ成分であるフィナステリドが同量含まれているため、先発医薬品より安くても同等の効果が発揮されるのが優れたポイントであり、AGAの原因である特殊な男性ホルモンの発生を予防して、症状の進行を食い止めてくれたり、発毛のきっかけを与えてくれるようになります。自由診療のAGA治療ですので、病院が自由に治療費を決定できる特徴を持っています。同じ治療薬を提供していたとしても、微妙な価格差が見られる場合がよくありますから、比較して安く治療を受けられる病院を狙ってみることをおすすめしますが、サービスが充実していたり、より高度な技術を用いて治療を受けたいなら、やや高額な治療費がかかる病院を選んでみてもよいでしょう。

プロペシアの特許が切れたことから、AGA治療を行う多くの病院で、少しずつ国内製薬会社のジェネリック医薬品の取り扱いが増えてきています。治療を躊躇していた人も、この機会に病院で治療を開始してみることをおすすめします。ちなみに輸入で手に入れられるインドの製薬会社からもジェネリック医薬品が販売されており、驚くほど低価格で手に入れることができますが、海外から個人輸入するため、偽物が紛れているなどのリスクが伴います。安全性や信頼性を求めるのであれば、国内の有名な製薬会社の治療薬を、正規ルートで手に入れられる病院で、お医者さんから処方してもらうのが一番です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です